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青木龍山作品コレクション

 青木龍山作品コレクションは、当館が所蔵する青木龍山氏(1926~2008)の陶芸作品62点からなるものです。
 龍山氏は、日本藝術院会員であり、また、平成17年(2005)には文化勲章を受章されるなど、日本陶芸界の最高峰の陶芸家として足跡をしるされてきました。
 平成21年(2009)1月、御子息の青木清高氏から、龍山氏の昭和30年代の初期作品から平成19年(2007)までの代表作品61点を寄贈していただきました。
 コレクションは、龍山氏の長年にわたるたゆまない創作活動による、初期の染付や色絵、白磁の作品、独自の作風となった天目の作品、さらに釉彩や染付と組み合わせた絵画的な作品など、多様な陶芸作品からなります。

青木龍山(あおき りゅうざん)氏 略年譜

大正15年(1926) 佐賀県有田町に生まれる
昭和18年(1943) 佐賀県立有田工業学校図案絵画科卒業
昭和26年(1951) 多摩美術大学日本画科卒業
昭和28年(1953) 作陶活動を開始
昭和29年(1954) 日展初出品初入選
昭和46年(1971) 日展特選受賞
昭和48年(1973) 日本現代工芸美術展で文部大臣賞受賞
昭和56年(1981) 日展会員
昭和63年(1988) 日本現代工芸展で2回目の文部大臣賞受賞
平成3年(1991) 第22回日展出品作「胡沙の舞」で日本藝術院賞受賞
平成3年(1991) 日展理事
平成4年(1992) 日本藝術院会員
平成5年(1993) 日展常務理事
平成11年(1999) 文化功労者顕彰
平成17年(2005) 文化勲章受章
平成18年(2006) 有田町名誉町民
平成18年(2006) 佐賀県県民栄誉賞受賞
平成20年(2008) 4月23日逝去(享年81)
従三位に叙せられる