佐賀県立 九州陶磁文化館

NEWSお知らせ

青木龍山常設展示11-12月を開催しています。

2017年11月29日

 青木龍山作品コレクションの常設展示を下記のとおり実施していますので、御観覧ください。

 多くの方のご来館をお待ちしています。

  1. 展示場所
    九州陶磁文化館展示ホール

  2. 展示開始
    平成29年11月28日(火曜日)から

  3. 展示作品
    5点(コレクション62点から制作年代を分けて展示)およびスケッチ2点

  4. 今後の展示
    次回の展示は平成29年12月26日(火曜日)から<予定>

染付「激浪」
第4回日展出品作品 姉妹品 
昭和36年作

全面にろくろ目を残した上に、激しいタッチで花文様を描いている。佐賀市の農業試験場に通って肥後ショウブをスケッチしたものを図案化したという。呉須を含ませた布と上絵は綿をちぎったものを絵筆として使用。色使いは古伊万里の伝統色を意識し染付、赤、金彩。

関連するスケッチ
肥後菖蒲(しょうぶ)が画面いっぱいに大胆に描かれている。このスケッチは平成7年に描かれたものであるが、染錦「激浪」を制作された昭和36年頃は佐賀市の農業試験場に通って肥後菖蒲をスケッチされたという。残念ながら昭和36年頃のスケッチは発見できなかった。


白磁線彫花器
昭和39年頃

線彫りによる抽象的な文様がほどこされる。


「月と太陽」
第1回日本陶芸展入選
昭和46年作

全体に漆黒の光沢の美しい釉薬がかかる。表面には黒い宇宙の闇間に太陽をあらわす褐色の丸を、裏面には銀砂による月の輝きを描く。天体をあらわした具象的な作例はめずらしい。

関連するスケッチ
1ページの中に、体部に塗りつぶされた大きな円を描かいた複数の器形の作品スケッチがある。裏面は見えないが、鉢形の器形のデザインが「月と太陽」に最も近い。


連作「胡沙の舞」 
平成3年作

日本芸術院賞受賞(1991年)の「胡沙の舞」の連作。黒地の上に鉄砂釉の赤褐色で上部をぼかし、銀砂釉と黄土釉で砂漠のイメージを表現。胡の国(古代ペルシア)を想い、大自然の砂漠風景を詩情豊かにあらわしたこの連作は、龍山の代表作である。


「想苑」
第38回日展出品作 姉妹品

平成18年作

鉄分の多い素地を用いており、染付の発色は暗灰色を帯びている。花文様には櫛で花弁の筋があらわされて立体的であり、花文様が暗闇から浮かんでくるような効果があある。