佐賀県立 九州陶磁文化館

焼き物いろいろYAKIMONO

やきもののデザイン

  1. やきものの形や文様(模様)などはどのようにして決めているのですか?

    古い時代のやきものを参考にしながら、デザイナーが今の生活にあう形や文様(模様)を考えて案を作り、それをみんなで話し合って決めます。

  2. 絵付けとは何のことですか。また、どんな方法がありますか?

    やきものに文様(模様)をえがくことです。また、素焼きにえがく場合の下絵付けと、本焼きした製品の上にえがく上絵付けがあります。絵付けは筆による手がきとゴム版や転写紙による印刷があります。

  3. うわ薬(釉薬)は、なぜかけるのですか?

    やきものをきれいに見せたり、花瓶などの水もれを防いだり、よごれても洗ったらすぐよごれが落ちて、いつまでも強くてきれいな焼き物として使うことができるようにするためです。

  4. うわ薬の種類には、どんなものがありますか?

    大きく分けて低い温度でとけるうわ薬と、高い温度でとけるうわ薬があります。低い温度でとけるうわ薬を低火度釉といいます。底火度釉は約800度ぐらいでやきます。高い温度でとけるうわ薬を高火度釉といいます。高火度釉は1200度から1300度で焼きます。高火度釉にはいろいろな種類がありますが、代表的なものには、磁器の白さを引き立てる透明釉や、青や緑色の青磁釉、黒や茶色の天目釉などがあります。そのほかには緑色の織部釉、うす茶色の黄瀬戸釉などもあります。また、うわ薬は酸化焼成と還元焼成でもできあがりの色が違います。

  1. 酸化焼成とは、どんな焼き方のことですか?

    窯の中に空気をたくさん送って焼く方法を酸化焼成といいます。

  2. 還元焼成とは、どんな焼き方のことですか?

    窯の中に空気をあまり入れず、酸素を少なくして焼く方法を還元焼成といいます。

  3. 酸化焼成と還元焼成での色の変化はどうなりますか?

    銅の成分をふくんだ織部釉は、酸化焼成では緑色になりますが、還元焼成では赤くなります。また、鉄のさびを入れた鉄釉は、酸化焼成では茶色になり、還元焼成では青緑色になります。これはうわ薬の中に入っている銅や鉄が化学変化を起こして色が変化するからです。

  4. 色絵のやきものとそうでないものとの作り方の違いは、どんなところですか?

    色絵は上絵付けまでした製品のことで、染付(藍色だけの製品)は上絵付けをする手前の工程で完成します。