佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

EXHIBITION展示案内

平成22年度新収蔵品展【国際博物館の日 参加事業】

※この展覧会は終了しています。

美術館 2010年4月27日(火曜日)~ 2010年5月29日(土曜日)

 平成22年度に、県立博物館・美術館に新たに寄贈・寄託された44件50点(寄贈32件35点・寄託12件15点)の中から40件43点を、下記のとおり展示・紹介します。

 特に今回の展示品の中では、佐賀の豪商で儒学者・政治家等を輩出した武富(たけとみ)家に伝わった16世紀の明(ミン)国製の官服や螺鈿琵琶(らでんびわ)が特に希少で、今後の更なる調査・分析により東洋工芸史分野における新発見資料となる可能性があります。

 また、文禄・慶長の役で佐賀に連れてこられた洪浩然(こうこうぜん)の書「五言律詩四首屏風」、「幕末の三舟(さんしゅう)」と言われる勝海舟・高橋泥舟(でいしゅう)・山岡鉄舟(てっしゅう)の書3幅対、「備前国住長(船)」〔びぜんこくじゅうおさ(ふね)〕銘の15世紀の剣、白馬会に参加した洋画家高木背水(はいすい/1877~1943)の「並木道」、日本藝術院会員・日展理事の彫刻家古賀忠雄(1903~79)の「木村磊三(らいぞう)像」、佐賀大学で教鞭を執り多くの染織家を輩出してきた城秀男(じょうひでお)の「型絵染 面浮立(かたえぞめ めんぶりゅう)」など、さまざまな資料・作品をお楽しみいただけます。

 初公開の資料・作品も多くありますので、ぜひ御鑑賞ください。

会期 4月27日(水曜日)~5月29日(日曜日)
会場 佐賀県立美術館2号展示室
観覧料 無料

展示物資料(125kb; pdfファイル)

minfukuutigi koutyougen
明服(水浅葱緞子地内着)
minfukuomotegi
明服(赤緞子地表着) 花鳥図螺鈿琵琶 銘「孝鳥絃」
seibutukudamono katasomemenburyu
甲斐仁代「静物(果物)」 城秀男「型絵染 面浮立」