佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

達成感いっぱいの涙と笑顔! 博物館実習閉講式

2009年08月07日 学芸員実習

博物館実習プレゼンテーション実習 7月27日(月曜日)から8月7日(金曜日)までの2週間、学芸員資格取得を目指している10大学19人の学生が博物館実習を行いました。
 講義、資料取扱実習、専門分野別の実習、行事運営実習、図書整理やブロンズ清掃、写真撮影実習、展覧会企画のプレゼンテーションなど、さまざまな内容で「濃い」毎日を送った実習も、この日は最終日。
 初日に6班に編成されたグループごとに、美術館2号・3号展示室で行う展覧会の企画を「売り込む」プレゼンテーションを2日間で行いました。直前は徹夜や半徹で企画書の準備を行ったとのこと。しぼり出した展示企画は、どの班も工夫され、とても面白く魅力的な内容でした。「こうしたら、もっと効果的に見せることができる」など、実習生同士の意見交換も活発に行われました。また、実習生は、展覧会ができあがるまでの苦労の一端を体感していました。
 午後は、いよいよ閉講式。「『一歩前に出よう』をスローガンに頑張って、この2週間で私自身、大きく成長できたと思います」「『働く』ということについて考え直す機会になりました」「毎日、毎日が濃くて、まだ、頭の整理ができないでいます」など、1人1人、2週間の長いようで短かった実習を振り返り、涙する実習生も。「途中で投げ出したくなった」という実習生も、「共に頑張った実習生仲間を裏切りたくない」と必死で頑張ったことを「告白」していました。
 暑かった2週間。19人の若者は、何かを掴んでくれたようです。

(浦川)

博物館実習閉講式