佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

10年前の手紙を掘り出しました!-タイムカプセル開封-

2010年12月11日 イベント

 佐賀県立博物館では、今から10年前の2000(平成12)年11月28日に博物館東側の屋外展示場「アラカシ広場」にタイムカプセルを埋めました。これは、県立博物館開館30周年記念企画展「佐賀2000年-名宝の旅」(平成12年10月27日~12月3日)の関連イベントとして行ったもので、この企画展に展示されていた「経筒」に模して作ったタイムカプセルに、県内外からお寄せいただいた「10年後の自分自身に書いた手紙」2,656通が納められました。

 それから10年たったこの日、来館者、郵便事業株式会社佐賀支店の川波支店長と堀さん、10年前の学芸課長でタイムカプセル事業を担当した田平徳栄さん(元名護屋城博物館長)をはじめ、館内外の関係者など約50人が参集し、タイプカプセルの開封イベントを行いました。
 担当の西田学芸課長の合図の後、吉野ヶ里遺跡発掘調査を担当している社会教育・文化財課の渕ノ上隆介さんと本館の竹下学芸員のリードで、集まった子供たちがタイムカプセルを掘り出しました。その後、ビニールなどの包装を開き、中の手紙を確認したところ、濡れもせず状態よく残っていました。

 10年の眠りから目覚めた手紙は、確認の後、17日(金曜日)に投函・郵送する予定です。
 手紙を寄せていただいたみなさん。10年後の自分自身に思いを馳せて、20世紀末の2000年11月に書いた手紙が届きます。お楽しみにお待ちください。

(浦川)

タイムカプセル開封 タイムカプセル開封 タイムカプセル開封
タイムカプセル開封
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