佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

「ホンモノをみよう!岡田三郎助キャラバン隊」を開催しました(3)

2014年08月27日 展覧会講座・セミナー

 玄海町立有徳小学校1年生~6年生(200名)を対象に、8月27日(水曜日)、ワークショップ「ホンモノをみよう!岡田三郎助キャラバン隊」を開催しました!
 このイベントは、県立美術館で開催の特別展「岡田三郎助-エレガンス・オブ・ニッポン-」(9月19日~11月16日)のプレイベントであり、県内小学校・中学校の児童・生徒の皆さんに、佐賀県出身の洋画家「岡田三郎助」を紹介し、館蔵の岡田三郎助の作品を間近でみる機会を提供しようと企画したものです。
 薊(1908年)、桃の林(大石田横山村)(1917年)、少女読書(1924年)、フローレンス風景(1930年)、薔薇(1931年)及び岡田三郎助愛用のパレット、合計6点の運搬・開梱・展示・撤収作業を、美術品取扱技術を持つ日本通運佐賀支店の方々の楽しい解説をききながら見学したり、学芸員が出題するクイズで岡田三郎助や作品について学びながらホンモノを鑑賞したりと、盛りだくさんの内容でした。
 玄海町立有徳小学校の皆さんから、「薊という作品は、女の人が写真のようにそこにいて、「うおお~」と声を上げてしまった」「岡田三郎助のように、小さいころから夢を持って、その夢を叶えようと努力することが大切だということがわかった」「パレットは岡田が実際にフランスで使っていたものを見られて感激した」等、様々な感想をいただきました。
 いよいよ9月19日(金曜日)開催です!「裸婦」(本館蔵)、「あやめの衣」(ポーラ美術館蔵)、「婦人半身像」(東京国立美術館蔵)の三大傑作を核に、「優美」「典雅」等で形容される岡田三郎助作品の数々や、岡田三郎助が収集した工芸品を一堂に展示します。この秋、県立美術館へぜひお越しください!!

解説している様子 

運搬を見学している写真 絵を間近に観ている子どもたちの写真

(塚本)

◆特別展 「岡田三郎助-エレガンス・オブ・ニッポン-」◆
【会期】平成26年9月19日(金曜日)~11月16日(日)
【観覧料】一般1000円、割引観覧料800円
※学生、20名以上の団体、メール会員等は割引観覧料 ※高校生以下及び障害者とその介助者1名は無料