佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

【展示情報】基山町立図書館で、2月12日まで館蔵品が展示されています

2017年01月11日 その他

現在、基山町立図書館で「佐賀県立美術館名品展」を開催中。
佐賀県立美術館の所蔵品16点(郷土コーナー13点、基山ラウンジ3点)が展示されています。

【会期】2016年12月23日(金曜日・祝日)~2017年2月12日(日曜日)
【休館日】毎週月曜日、2月11日(土曜日)
【会場】基山町立図書館(郷土資料コーナー、基山ラウンジ)
(住所...〒841-0204 佐賀県三養基郡基山町宮浦350-6)
【観覧料】無料
【主な展示資料】
 ・油彩画...岡田三郎助《女の顔》1912(明治45)年頃、油彩・画布 など
 ・版画......ベルナール・ビュッフェ《雄鶏》1959年、ドライポイント
 ・彫刻......古賀忠雄《かんざし》1964(昭和39)年、ブロンズ など
 ・陶器......12代酒井田柿右衛門《濁手色絵草花文蓋物》1958(昭和33)頃、色絵磁器 など

基山町立図書館での展示の様子
展示の様子・その1

基山町立図書館での展示の様子・2
展示の様子・その2

基山町立図書館での展示の様子・3
展示の様子・その3

この展示では、酉年にちなんで、ベルナール・ビュッフェの《雄鶏》や古賀忠雄の鶏を主題にした作品《軍鶏》《春うらら》をご紹介しています。
また、冬景色や梅、富士山、朝日が昇る海など、冬~初春にぴったりの作品をご覧いただけます。
陶器は、12代酒井田柿右衛門、12代今泉今右衛門、12代中里太郎右衛門、13代中里太郎右衛門の作品を展示。
名高い「三右衛門」の作品をお楽しみください。

色鍋島更紗文発覚大皿・展示の様子 

上の写真は12代今泉今右衛門作《色絵更紗文八角大皿》。
色鍋島の復興に力を注ぎ、重要無形文化財「色鍋島」の保持団体(いわゆる「人間国宝」)として認定を受けた12代今泉今右衛門が制作したものです。
白地に映える青と赤、シンメトリーの文様が上品な作品です。

ミュージアムキャラバン隊を開催しました

1月11日(水曜日)、基山町立若基小学校5~6年生を対象に「ミュージアムキャラバン」隊を開催しました!
風景画の見所や、陶器と磁器の違いなど、当館学芸員の解説を聞きながら一緒に展示中の作品を見て...

学芸員の説明を聞きながら作品を鑑賞する若基小学校の皆さん
学芸員の説明を聞きながら作品を鑑賞する若基小学校の皆さん

しっかり手をキレイにした後、展示中のブロンズ彫刻3点を直接触って、目と手で味わって貰いました。

《駒》を手で触っている様子
古賀忠雄《駒》を手で触っている様子

「見た目より重い!」
「ごつごつしてる~」
「鼻の方から見たら細い!」
など、色々な感想が飛び出しました。

基山からはちょっと距離がありますが、博物館・美術館にも沢山の作品を展示しています。
ぜひ遊びに来てくださいね。

1月19日(木曜日)には、基山小学校の生徒さんを対象にミュージアムキャラバン隊を開催予定です♪


ギャラリートーク情報

基山図書館で開催中の「佐賀県立美術館名品展」のギャラリートークを、下の日程にて行います。
【日時】2017年1月28日(土曜日) 14時~15時
【場所】基山町立図書館
【担当】岩永亜季(当館学芸員)