イベント

第178回歴史館ゼミナール「鍋島勝茂と仏師宗仁(而)」

2019年7月13日(土曜日)

 佐賀城本丸歴史館では、歴史館の館長や学芸員等が講師となり、様々な演題を設け、年12回のゼミナール(講演会)を開催しています。

 7月の内容は以下のとおりです。


 テーマ展「佐賀城の殿様たち」(会期 7月5日~8月25日)で高傳寺所蔵の歴代藩主肖像画が展示されることにあわせ、初代藩主鍋島勝茂による造像の一例を紹介する。
 高傳寺の釈迦三尊像は、鍋島勝茂が父母の冥福を祈って造立、承応四年(1655)に完成した。仏像制作にあたっては京都の仏師宗仁を招いて龍造寺八幡宮境内の高寺に仏所を構え、勝茂も二度、現地を見回っている。
 このとき宗仁は藩祖直茂を弔う宗智寺の釈迦三尊も制作しており、勝茂逝去の際には位牌を寄進するなど、藩主と仏師の間には浅からぬ縁が結ばれた。また、二代藩主鍋島光茂が関与した龍造寺八幡宮の楠公父子像を寛文三年(1663)に制作した宗而と宗仁は同一人物である可能性が高く、仏師の選定は高傳寺の先例によったものかと推察される。
 高傳寺と宗智寺の釈迦三尊像と龍造寺八幡宮の楠公父子像は、勝茂らの美意識を仏師宗仁(而)が卓越した技量で造形化したものであり、日本近世を代表する彫刻作品として高く評価される。
  • 日時
    令和元年 7月13日(土) 13時30分~15時
  • 場所
    佐賀城本丸歴史館 外御書院
  • 講師
    竹下正博 (本館企画学芸課長)
  • 定員
    先着100名
お問い合わせ
 佐賀城本丸歴史館(電話:0952-41-7550)
 ※聴講は無料です。
 ※事前の申し込みは不要です。