23佐賀の七賢人
この7名は、佐賀藩が輩出した先人達の中でも特に業績が大きかったため、 大正ごろから「佐賀の七賢人」と言われるようになりました。鍋島直正は 、10 代藩主として藩の近代化に努めたのち、明治新政府では議定や大納言、北海道開拓使長官を務めました。副島種臣は外交官として活躍し、マリア・ルス号事件で中国人労働者の人権を守りました。江藤新平は、明治新政府で多くの官制改革を提案した他、司法制度の基礎をつくりました。大隈重信は鉄道建設や「円」の制定に尽力した他、総理大臣を2度務め早稲田大学を創立しました。佐野常民は日本赤十字社の前身である博愛社を創設しました。島義勇は北海道の中心地を札幌に定めて都市計画などを行ないました。大木喬任は首都を東京とすることを提案し、教育制度の基礎を確立しました。