有田焼創業400年事業 特別企画展 明治有田 超絶の美 -万国博覧会の時代-
2015年10月16日(金曜日) ~ 2015年12月 6日(日曜日)
色絵鳳凰花唐草文透彫大香炉
(写真提供 世界文化社 個人蔵)
ー明治の超絶技巧でジャポニズムのきっかけになった有田焼ー
江戸時代初期、日本で最初に磁器づくりに成功した有田では、国内にとどまらず、ヨーロッパ各国の王侯貴族を魅了する華やかで精緻な製品を数多く制作してきました。江戸幕府の終焉とともに明治時代が始まると、有田焼は政府により殖産興業製品として位置づけられ、明治政府作成の温知図録等の新図案をもとに革新的な有田焼が創出されます。こうした作品は明治6年のウィーン万国博覧会をはじめ、世界各国で開催された博覧会を中心に絶大な人気を誇りました。巨大な花瓶や再現不可能と言われる細密描写には、明治というエネルギッシュな時代の雰囲気が表れています。
当展では明治期の有田をリードした香蘭社や精磁会社を中心に、万国博覧会への出品作品や皇族・華族が使用した洋食器、それらの元となった図案類などを展示し、明治有田の超絶の美を紹介します。
特設サイト http://meiji-arita.com
会期 | 2015年10月16日(金曜日)~12月6日(日曜日) |
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会場 | 佐賀県立 九州陶磁文化館(第1、第2、第3展示室) |
観覧料 |
一般 600円 (500円) |
主催 | 佐賀県九州陶磁文化館 |
共催 | 西日本新聞社 |
協力 | 有田ポーセリンパーク、香蘭社、江上料理学院 |
特別協力 | 世界文化社 |
後援 | サガテレビ、テレビ西日本、テレビ長崎 |
詳細説明
出品点数 163件275点 陶磁器、図案、古文書、参考パネルなど
展示構成 第1章 万国博覧会と有田
第2章 「香蘭社」の分離と「精磁会社」の誕生
第3章 華やかな明治有田のデザイン
第4章 近代有田の発展