展示案内EXHIBITION

高取家コレクション

 高取家コレクションは、昭和62年(1987)と平成19年(2007)、令和2年(2020)の3度にわたって高取紀子氏、日出子氏から寄贈していただいた1,189件3,428点の陶磁器で、佐賀県唐津市の旧高取邸(重要文化財「旧高取家住宅」)で使用されたものです。
 高取伊好(たかとり これよし)氏と志那夫人、伊好氏の長男である高取九郎氏(高取紀子氏の夫)の時代から髙取邸を訪れた皇族、財界人、文人など多くの人々をもてなしてきた陶磁器で、宴席や茶室「松風庵」での茶事に供された食器や酒器、室内を飾った調度品や文具や、唐津焼、有田・鍋島焼などの、肥前の陶磁器を中心に日本各地や諸外国のものも含まれます。