26築地反射炉絵図
佐賀藩が築いた日本初の反射炉である築地反射炉の様子を推定して昭和初期に描いたものです。反射炉とは鉄などの金属を溶かす炉で、大砲を製造するためにオランダの技術書を訳して理論や仕組みを学び、造り上げました。メンバーは 学者や刀鍛冶、鋳物師など、さまざまな身分から有能な人たちが集められました。最初はうまく鉄が溶けないなどの困難に苦労しましたが、試行錯誤を繰り返し、鉄製大砲を完成することができました。反射炉の模型は、昭和初期に考証により描かれた絵図をもとに、近年、江戸時代の記録を改めて調査した結果を踏まえて製作しました。