写真:錐型模型

29錐型模型

大砲に穴を開ける仕組みを示した模型です。反射炉で鋳出した段階の砲身には、弾をこめるための穴が開いていません。これは、鉄の大砲をつくるときに強度を保つため、砲身を鋳造した後で穴を開けるからです。ヨーロッパでは蒸気による動力を利用しましたが、佐賀では水車を用いていました。鑽開台(さんかいだい)の模型は蘭書の原図をもとに製作しました。2ヵ所のハンドルを同時にまわしてみると、穴を開ける仕組みがよくわかります。