佐賀県立 九州陶磁文化館

展示案内EXHIBITION

柴田夫妻コレクション

 柴田夫妻コレクションは、柴田明彦(1940~2004)・祐子(1944~ )御夫妻から当館に寄贈されたものです。
 平成2年(1990)に2,476点、平成3年(1991)に299点が寄贈され、平成5年(1993)には柴田夫妻コレクション展示室のオープンを記念して627点が寄贈されました。その後も平成15年まで、19回にわたって寄贈され、14年の間に合わせて10,311点の一大コレクションになりました。
 平成18年(2006)には、有田の磁器を網羅的・体系的に収集した磁器のコレクションで、世界的に見ても類例が無く、学術的にも極めて貴重な資料として認められ、「有田磁器(柴田夫妻コレクション)」の名称で国の登録有形文化財(美術工芸品)に工芸部門の第1号として登録されました。
 このコレクションの特徴は、江戸時代の初めから幕末までの有田磁器の歴史的変遷がわかるように、様々な種類の作品がそろえられていることです。展示室ではいくつかのテーマを設け、有田磁器の各年代の様式の特徴、技術の変化などを紹介しています。

柴田夫妻プロフィール

柴田明彦氏

昭和15年(1940)東京に生まれる。昭和38年(1963)慶応義塾大学を卒業し食品会社を経営。20代から有田焼にひかれ、江戸時代の有田焼の歴史的な変遷と、消費地の生活文化の歴史を照合しながら体系的に収集を行う。生産地有田の歴史文化の遺産として末永く保存されるよう、収集品を当館と大英博物館に寄贈された。平成16年(2004)5月21日逝去(享年64)。

柴田祐子氏

昭和19年(1944)東京に生まれる。昭和42年(1967)清泉女子大学を卒業、同年柴田明彦氏と結婚。昭和48年(1973)より貿易会社経営。10代より古美術にひかれ、江戸時代を中心に有田焼の収集を明彦氏とともに続け、すべてを当館へ寄贈された。