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色絵(桜樹群馬文八角壺・桜樹群馬文八角広口瓶)

色絵(桜樹群馬文八角壺・桜樹群馬文八角広口瓶)

重要文化財 / 佐賀県重要文化財

色絵(桜樹群馬文八角壺・桜樹群馬文八角広口瓶)

生産地
肥前 有田
制作年代
1690~1730年代
備考

 平成11年(1999年)5月10日指定

 蓋付壺3点と広口瓶2点の組み合わせである。金色の鶏(にわとり)の形をした蓋の撮(つまみ)は磁器と木に漆塗りの金蒔絵を施したものの組み合わせである。このような壺と瓶など5点並べて室内を飾る豪華なセットは、18世紀のヨーロッパむけ輸出品の需用を反映したもので、ガルニチュール(ガーニチャー)と呼ばれた。
 この作品は、ヨーロッパへの磁器輸出が盛んだった1690~1730年代の作品である。