灰釉彫文茶碗

重要文化財 / 佐賀県重要文化財
灰釉彫文茶碗
- 生産地
- 肥前 岸岳
- 制作年代
- 1580~1600年代
- 備考
平成19年(2007)3月14日指定
本作品は、茶の湯に用いる唐津焼の茶碗で、箱書にあるとおり「玄海」の銘がある。唐津焼の草創期の飯洞甕窯(唐津市北波多)で焼かれたものと推定され、長石質の釉が掛かり、胴部に彫文を施す。その作行きは碗形(わんなり)の茶碗が主である同窯の製品の中では特異なもので、志野との類似性が高く、当時の陶芸文化の交流を示唆するものである。
展示案内EXHIBITION
灰釉彫文茶碗
平成19年(2007)3月14日指定
本作品は、茶の湯に用いる唐津焼の茶碗で、箱書にあるとおり「玄海」の銘がある。唐津焼の草創期の飯洞甕窯(唐津市北波多)で焼かれたものと推定され、長石質の釉が掛かり、胴部に彫文を施す。その作行きは碗形(わんなり)の茶碗が主である同窯の製品の中では特異なもので、志野との類似性が高く、当時の陶芸文化の交流を示唆するものである。