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色絵群馬文変形皿

色絵群馬文変形皿

重要文化財 / 佐賀県重要文化財

色絵群馬文変形皿

生産地
肥前 有田 岩谷川内
制作年代
1650年代
備考

 平成18年(2006)3月31日指定

 本作品は三方稜花の形の変形皿で、見込みに染付けで1枚ずつ異なる姿態の群馬を描く。幅の狭い折縁をめぐらすが、糸切り細工と呼ばれる薄い粘土板を型に押し付けて成形する技法で作られており、高台も器形に合わせた付高台となっている。
 鍋島焼は江戸時代、承応年間(1652~1655)頃に有田の岩谷川内の御道具山で焼成が始まったと推定されるが、同作品は出土陶片などの資料から岩谷川内時代の鍋島焼の作品と考えられる。