企画展「佐賀城の殿様たち」
※この企画展は終了しています。
2019年7月 5日(金曜日) ~ 2019年8月25日(日曜日)
肥前国佐賀では、戦国期以降の龍造寺隆信・政家・高房の統治後、「御家交代」により鍋島家を当主とする佐賀藩が成立しました。鍋島直茂を藩祖として、初代藩主勝茂から11代藩主直大まで、江戸時代約270年を通じて"佐賀城の殿様"として佐賀を治め続けました。
その殿様たちは、どのような顔をしていたのでしょうか。江戸時代における藩主肖像画は、供養などを目的に作成され、菩提寺に奉納されるような性格のものでした。例えば、2代藩主光茂が藩祖直茂の肖像画を高傳寺に奉納したという記録が残っています。今でこそ伝存した肖像画を歴史・美術資料として見ることができますが、当時は広く一般に公開されるものではなく、殿様と直接面会する機会もほとんどなかったため、藩主の顔は簡単には見知ることができませんでした。
本展覧会では、鍋島家菩提寺の高傳寺所蔵であり、寺宝として普段公開されることが少ない歴代佐賀藩主肖像画を一挙公開します。そして、御家交代の歴史を物語る龍造寺家三代の肖像画を併せて展示します。佐賀藩を導き歴史をつくってきた殿様たちと"対面"して、往時に思いを馳せていただければと思います。
多くの皆様の御来館をお待ちしています。
会期 | 2019年7月5日(金曜日)~8月25日(日曜日) |
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会場 | 特別展示室(御小書院) |
観覧料 | 無料 |