常設展示
展示についての考え方
佐賀城本丸歴史館は、日本の近代化に貢献した「幕末維新期の佐賀」の輝かしい時代を紹介することで、そのエネルギーを県民の皆さんの心に呼び起こしていただくことを基本的な考え方としています。そこで、日本の幕末維新期において佐賀がどのように関わっていたかを分かりやすく伝えるために、実物・複製による展示、写真・映像機器・情報機器による解説、手で触れ楽しみながら学習できる資料などを展示します。
展示テーマ
3つのテーマで、幕末維新期に輝いた佐賀の魅力とそのエネルギーを紹介していきます。
展示の特色
実物・レプリカ・模型による展示、グラフィック・映像機器・情報機器による解説、手で触れ楽しみながら学習できるハンズオン展示など、様々な手法を用いて効果的にわかりやすい展示を行っていきます。
実物資料・レプリカ
「佐賀城御本丸差図」「長崎港警備図」「蒸気車雛型」「直正公嗣子淳一郎君種痘之図」などの実物資料とレプリカによる歴史を学ぶ展示を紹介します。
模型・ジオラマ
「佐賀城模型」「小屋組模型」「反射炉断面模型」などの模型による具体的な理解が得られ、楽しみながら学習できる展示です。
映像・情報機器・グラフィックパネル
「平成の本丸再建」「雄藩への道」「バーチャル佐賀城」「幕末維新クイズ」「佐賀の群像情報検索」などによる展示理解の手助け、掘り下げての紹介や、楽しみながら学習できる展示です。
ハンズオン
「木組みパズル」「錐台模型」など観覧者が展示物に触れることにより、理解を深められる展示です。
構造あらわし
梁などが複雑に絡み合った小屋組や江戸時代の礎石、耐圧板、現在の礎石の様子を見ることにより、本丸御殿建物が佐賀城跡の遺構を保護し、当時の建築方法で建てられていることを紹介する展示です。
復元建物
佐賀城本丸歴史館は、佐賀城本丸御殿の一部を当時さながらに復元しており、その建物内部の御玄関、御式台、45メートルの北廊下、外御書院の大広間、移築復元する御座間は、佐賀城本丸御殿建物の歴史的な雰囲気を体感できる空間となり、復元建物そのものが魅力的な展示物となります。