テーマ展「佐賀の異才を追う」
※この企画展は終了しています。
2020年10月23日(金曜日) ~ 2020年12月 6日(日曜日)
幕末の佐賀には強烈な個性と人並外れた能力を持った「異才」たちがいました。漢籍・国書を問わず読書万巻を破り、深い学識に裏打ちされた感化力で多くの若者に精神的影響を及ぼした人々です。ある者は藩校で教鞭を執り、ある者は藩主の側近く仕えてその目となり足となりました。彼らの名声は全国に聞こえ、各地から面会を求めて訪れる者が少なくありませんでした。
本展覧会では、多久出身で弘道館の教授にのぼった佐賀藩随一の大学者草場佩川(1787~1867)、鍋島直正が青年藩主時代に最も信頼した側近永山二水(1802~1845)、長きにわたり弘道館で教鞭を執った幕末佐賀を代表する儒学者武富圯南(1808~1875)、生涯を直正の御相手役として過ごし和歌や書、絵画、篆刻など多方面にわたる才能を揮った古川松根(1813~1871)、弘道館教諭や楠公義祭同盟の主宰者として幕末佐賀藩の若者たちに多大な影響を与えた枝吉神陽(1822~1862)の5人を取り上げます。彼らはいわゆる「佐賀の七賢人」をはじめ幕末・明治期に活躍した佐賀人たちの師、あるいは先輩として佐賀の知を涵養しました。
会場に足を運んでいただき、学問的素養がにじむ書やプロの画家顔負けの技量が示された絵画などから「異才」の片鱗を間近に御覧ください。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、佐賀城本丸歴史館においても対策を行うとともに、
お客様にも入館時のマスク着用、アルコール消毒等の御協力をお願いしています。
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会期 | 2020年10月23日(金曜日)~12月6日(日曜日) |
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会場 | 特別展示室(御小書院) |
観覧料 | 無料 |