展示案内

テーマ展「長崎港調練図の世界」

※この企画展は終了しています。

2021年7月30日(金曜日) ~ 2021年9月12日(日曜日)

ヨーロッパ船の来航に備え、寛永19年(1642年)以降、 佐賀藩と福岡藩は隔年で当番を勤め、長崎警備を行いました。長崎警備は、佐賀藩にとって幕府への忠誠をあらわし西国雄藩としての存在感を示す極めて重要な任務でした。 特に、アヘン戦争やペリーの来航により欧米の軍事的脅威が現実のものになると、海防の強化が説かれ、19 世紀半ばには長崎警備は一段と増強されました。

近年当館では長崎港調練図を購入しました。これは佐賀藩が当番を勤める年の軍事訓練が描かれた現存唯一のものと考えられ、大砲設置の台場の状況から、19 世紀の軍備増強後の景観を示しています。また、 正確な地形描写や豊かな絵画性から、藩主など高位の人物のために制作された原本の絵図と推察されるものです。

本展覧会では、この当館の長崎港調練図を、その他の長崎港の絵図と比較し、絵図に描かれた場所や 情景の意味を解明しその実像に迫ります。

多くの皆様の御来館をお待ちしています。

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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、佐賀城本丸歴史館においても対策を行うとともに、
お客様にも入館時のマスク着用、アルコール消毒等の御協力をお願いしています。

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ポスター.jpg

会期 2021年7月30日(金曜日)~9月12日(日曜日)
会場 特別展示室(御小書院)
観覧料 無料