炎天下で吉野ヶ里遺跡の発掘体験! (博物館実習)
7月27日(月曜日)から8月7日(金曜日)までの2週間、学芸員資格取得を目指している10大学19人の学生が博物館実習を行いました。
この日は、吉野ヶ里遺跡が全国ニュースとなった平成元年当時吉野ヶ里遺跡の調査員であった本館の森田学芸課長の指導のもと、吉野ヶ里遺跡発掘調査事務所の協力を得て、吉野ヶ里遺跡の発掘調査体験や遺物の整理作業、遺跡見学を行いました。
午前中は、3世紀の住居跡の発掘調査体験を行いました。
イショクゴテや草刈り鎌で丁寧に土を剥ぎ取り、土器の破片を検出したり、調査を終えた遺構の上に一輪車で運んだ土を被せたりするなど、33度の炎天下の中で汗びっしょりになりながら、発掘作業に励みました。午後は、事務所や吉野ヶ里歴史公園内で土器の接合や製図などを見学するとともに、復元された物見櫓や宮殿、竪穴住居などの復元建物を見学しました。
実習生は、吉野ヶ里遺跡の魅力やロマンに触れるとともに、博物館の展示室で遺物がならぶまでに膨大で地道な作業があることを体感していました。
(浦川)