佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

淡水魚の解剖を体験 龍谷高校2年生のインターンシップ

2009年10月29日 職場体験学習

 龍谷高等学校2年生の大久保朱瞳さん・大塚紗希さん・石川満里奈さんの3人が、10月28日(水曜日)から30日(金曜日)までの3日間、インターンシップ(就業体験学習)で、館内外の見学、美術工芸資料・考古資料・図書等の整理作業などを体験しました。
 この日は、午後から学芸課の矢川主査の指導の下、外来の淡水魚であるオオクチバスとブルーギルの解剖を行いました。
 矢川主査は、今年度7月から11月にかけて、当館と佐賀市立城南中学校の連携により取り組んでいる『佐賀県の淡水魚から見えてくる環境』(2年生175人/独立行政法人科学技術振興機構「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」講座型学習活動)の授業を支援しています。
 城南中学校の水田昌子教諭とともに、11月中旬に予定されている3回目の授業「佐賀市内水路で捕獲した外来種を解剖して何を食べているか調査しよう」の予備実験を、龍谷高校の3人に手伝ってもらいました。
 解剖の予備実験を終えた3人は、「料理で魚をさばくことはあったが、解剖は難しかった」「魚の内臓の仕組みがよく分かった」など、初体験に学ぶことが多かったようです。
 水田教諭と矢川主査は、この日の予備実験をもとに、城南中学校2年生を対象とした本番の計画を練っています。

(浦川)

解剖予備実験体内から出てきたエビ解剖予備実験