佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

「楓雅」(ふうが)のTSUBAKI(つばき)さん来館!

2009年12月11日 あらかしコンサート

「あらかしコンサート」の打ち合わせ 本館では、特別展「近代との遭遇―世界を見る・日本を創る―」の応援イベントの一環として、1月23日(土曜日)に「第12回あらかしコンサート」を開催します。
 この日、当日の出演者である「楓雅」(ふうが)のTSUBAKI(つばき)さんが来館され、本館スタッフとともに打ち合わせを行いました。
 「楓雅」は、ヴァイオリンのTSUBAKI(つばき/原田絵理)さん、ヴィオラのSacra(さくら/定永舞)さん、ピアノのAyame(あやめ/下村英子)さんの3人のクラッシックユニットで、2005年に結成。北部九州を中心にコンサート・レコーディング・ライブ活動に活躍中で、更に五島・対馬・天草などで離島コンサートを精力的に行っておられます。昨年7月11日の第8回あらかしコンサートにも出演いただき、縄文アラカシの前でTSUBAKI作曲「紺碧(あお)の洗礼」や楓雅編曲「城の夏メドレー」・「アメージンググレース」など自作の曲を含めてバラエティーに富んだ楽曲を演奏していただきました。今年5月には、ファーストアルバム『Stained Note』をリリースされています。
 打ち合わせでは、まず、事前の日程や当日のタイムスケジュールなどを確認し、会場の美術館ホールを下見していただきました。
 また、これまでの「あらかしコンサート」では出演者の方々に曲目選定はお任せでしたが、今回、初めてリクエストをしてみました。今回のコンサートは、特別展「近代との遭遇―世界を見る・日本を創る―」に合わせたコンサートのため、曲目の中に「岩倉使節団が渡米中のボストンの『太平楽会』(世界平和記念国際音楽祭)で聴いた曲を入れてほしい」というものです。TSUBAKIさんは快諾。「音楽をもっと楽しく、わかりやすく!より身近に!!」をモットーに、クラッシックという枠にとらわれない新しい音楽を追求している「楓雅」のみなさんの心意気を感じました。
 当日のステージを、どうぞお楽しみに。

(浦川)