猛暑と局地的な大雨の中での吉野ヶ里遺跡発掘調査体験-博物館実習-
7月26日(月曜日)から8月6日(金曜日)までの2週間、学芸員資格取得を目指している12大学20人の学生が博物館実習を行いました。
この日は、考古学の専門分野実習ということで、本館の西田和己学芸課長・川副麻理子学芸員、佐賀県教育委員会社会教育・文化財課の廣瀬雄一係長・渕ノ上隆介主事の指導のもとで、吉野ヶ里遺跡で実習を行いました。
あいにくの局地的な豪雨の中、当初のタイムスケジュールから大きく変更しましたが、吉野ヶ里遺跡発掘調査事務所や吉野ヶ里歴史公園で遺跡の学習や遺物接合状況の見学などを行い、午後の終わりに30分間だけ実際に現場で発掘調査の体験をすることができました。
実習生は、天候に振り回され、暑くてきつかったようですが、さまざまなセクションで仕事をされている多くの方々の姿を見ることができました。また、教科書やマスコミ報道で見る調査成果の裏側に膨大で地道な作業があることに驚き、「学芸員」の仕事に改めて魅力を感じているようでした。
(浦川)