佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

子どもたちの目線でサポート-博物館実習-

2011年07月29日 学芸員実習

博物館実習 7月25日(月曜日)から8月5日(金曜日)までの2週間、学芸員資格取得を目指している9大学21人の学生が、本館で博物館実習を行いました。

 29日は、午前中、夏休みこどもミュージアム2011体験講座「昆虫標本教室」の行事運営実習で、参加した子どもたちが実際に昆虫標本を作っていく作業をサポートしました。
 学芸課の滑川喜生副主査の指導で、前々日の27日午後に展翅台など材料の準備をし、28日午前中の「昆虫標本教室」第1日目で子どもたちと一緒に佐賀城公園でセミ・トンボ・チョウなどを捕獲。そして迎えたこの日の標本作りでは、自然に子どもたちの目線で作業をサポートしたり、励ましたり。

 博物館では、さまざまな行事があり、その行事ごとに様々な準備をして、少しでも来館者・参加者の方々に喜んでもらえるよう頑張っています。実習生も「昆虫標本教室」の準備から実施まで一連の作業を経験し、モノの裏側には多くの手間やさまざまな人々の思いが詰まっていることを体感していました。

 午後は、通常佐賀県立宇宙科学館に勤務し、指定管理者との共同事業に取り組んでいる丹野佳代子主査による「指定管理者制度と宇宙科学館」の講義を受け、その後、ピンホールカメラの製作に取り組みました。ピンホールカメラの撮影日は8月2日(火曜日)。「こんな厚紙の箱で本当に映るのかな」と半信半疑の実習生でしたが、作っているその顔は、夏休みこどもミュージアム体験講座に参加している子どもたちそっくりになっていました。

(浦川)

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