2週間の博物館実習を見事に完遂-閉講式-
7月25日(月曜日)から8月5日(金曜日)までの2週間、学芸員資格取得を目指している9大学21人の学生が、本館で博物館実習を行いました。
この日午前中は、プレゼンテーション実習の展覧会企画発表会の2日目。
実習初日の7月25日(月曜日)にA~Fの6班に分かれ、毎日ディスカッションや作業をしながら、レジュメやパワーポイント、説明原稿などを準備してきました。8月4日(木曜日)午後とこの日の午前中に実際にプレゼンテーションを実施しました。徹夜・半徹で準備した学生も多かったようですが、他の班のプレゼンに対する質問や意見も活発に出て、学生も大いに勉強になったようでした。
このプレゼンテーション実習には、野中学芸員と浦川も参加しましたが、私達も「真剣勝負」で臨みました。実習生の発想の柔軟さに学ぶところもあり、また、その頑張りを見て初心に戻ることもできました。
午後は、公立小・中学校新任教頭派遣研修で、2週間、実習生とともに受講してきた井手俊明先生(伊万里市立東山代小学校教頭)と多久島文樹先生(唐津市立七山小中学校教頭)も含めて23人の実習・研修閉講式を行いました。
実習生は、「実習を通して感じたことは『感謝』です」、「私が一番感動したのは、『佐賀県はいかに豊かな歴史や文化を持っているか』ということです」、「同じことをしても一所懸命に取り組んだことからは、多くのことを学ぶことができると実感しました」、「博物館は『伝える』がいっぱい詰まった空間でした。その楽しさとともに、難しさも感じました」、「学芸員としてはもとより、社会人としてどうあるべきかを学びました」、「これを機に学芸員を目指してみようと思いました」など、1人1人さまざまな感想を述べていました。
暑い真夏の2週間を、「一歩前に出よう」をスローガンに頑張った博物館実習。実習生は、それぞれ何かを掴んでくれたようです。
(浦川)