ハンドベルとオヒキコウモリ!?―第20回あらかしコンサート―
すっかり日も暮れ、寒さが厳しくなってきた18時30分から、博物館エントランスにて、第20回あらかしコンサートを開催しました。
出演は、佐賀女子高等学校ハンドベルリンガーズのみなさん。14名のメンバーを久米詔子(くめ・のりこ)氏が音楽監督・指揮として率います。さらに、4名のOGのみなさんを加えて、最大18名で演奏されました。
ハンドベルリンガーズ結成20周年記念曲「SHINE」の演奏を皮切りに、日本古謡「さくら」からJ‐POP、そしてバレエ「くるみ割り人形」に至るまで、幅広いジャンルの曲をご披露くださいました。最大18名のメンバーが、56個のハンドベルを息もぴったりに、様々な奏法を駆使して奏でる清らかな音色に、参加者のみなさんは聴き惚れていらっしゃいました。アンコールではSMAPの「夜空ノムコウ」が演奏され、うっとりとした雰囲気のなか閉会しました。150名の参加者のみなさんは感動・感銘のもとに至福の時間を持たれたことと思います。
そしてコンサート終了後、今話題の佐賀県初確認「オヒキコウモリ」(絶滅危惧種)の展示解説を、自然史担当の大宅利之主査が行いました。ハンドベルとオヒキコウモリとはミスマッチかな?と少々懸念していましたが、オヒキコウモリの話題性と担当者の豊富な知識とがあいまって、参加のみなさんは興味津々。こちらも盛況のうちに終了しました。
おかげさまで、「あらかしコンサート」は20回という節目を迎えることができました。これからも、最高の音楽を気軽に楽しんでいただける「あらかしコンサート」の運営に、努めてまいります。(藤井)