日本地質学会が選定した「県の石」を展示中!
一般社団法人日本地質学会が選定した「県の石」が、2016年5月10日に発表されました。
「県の石」とは、全国47都道府県から産出する特徴的な岩石・鉱物・化石を、それぞれの「県の石」として選定したものです。
佐賀県の「県の石」には、
岩石に西松浦郡有田町泉山から産出の陶石、
鉱物に佐賀市富士町杉山から産出の緑柱石、
化石に佐賀県西部から産出の唐津炭田の古第三紀化石群
が選定されました。
現在、県立博物館1号展示室で、これら佐賀県の「県の石」を展示中です!
【佐賀県の岩石】
陶石は、有田焼の原料です。17世紀に陶石が発見された泉山のある有田町は、日本陶磁器発祥の地です。
泉山の陶石と一緒に、泉山の陶石を原料とした有田焼2点を展示しています。
有田焼の歴史の中で初期(1630年~1640年代)に制作されたこの2点には、白磁に染付で葡萄や牡丹、蝶が素朴なタッチで描かれています。
【佐賀県の鉱物】
1943年に佐嘉鉱山で石英の採掘中に発見された杉山の緑柱石は、青緑色が綺麗な鉱物です。
【佐賀県の化石】
唐津炭田の古第三紀化石群とは、約3400万年~2800万年前に佐賀県西部に堆積した地層で見つかる貝や植物などの化石です。
ぜひご来館ください!!