佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

「ピカソ展」開催中です

2016年06月08日 展覧会

6月3日(金曜日)から美術館2~4号展示室にて「ピカソ展 ルートヴィヒ・コレクション」が始まりました。
ドイツ・ケルン市にある「ルートヴィヒ美術館」の収蔵品を中心に、国内のピカソ作品を加えた計121点をご紹介する展覧会です。

特設ページ(外部サイト)
http://tokushu.saga-s.co.jp/picasso/news/

「佐賀でピカソを見れる!」ということで、大好評をいただいている本展では、4号展示室を出たところに物販スペースを設けています。
※「ピカソ展」をご覧になっていない方でもご覧・お買い物をしていただけます。

このスペースでは、本展オリジナルグッズを始め、様々なピカソ関連グッズを販売しています!
今回は、その中からおすすめグッズベスト3
をご紹介します。

1:図録(税込2300円)
展覧会土産といえばこれ!というくらい定番のグッズ「図録」。
本展出品作の図版はもちろん、簡単な解説や年譜等も掲載した一冊です。
御自宅で展覧会を振り返っていただくのに最適です。
ピカソ展図録
図録はレジ横で販売しています

2:黒豆きなこ飴(税込648円)
展示作品の図柄を用いた2種類のパッケージが印象的です。
このグッズを紹介したくてピカソときなこの関係を一生懸命調べたのですが、残念ながら多分ありません。
でも美味しい。
噛んだ瞬間、軽い食感と共に黒砂糖の甘さと黒豆の香ばしさが広がる、イチオシのひと品です。
黒豆きなこ飴
黒豆きなこ飴

3:ガチャガチャ(1回200円)
年齢を問わず大人気のガチャガチャ。
本展では、ピカソの絵画作品や陶器の図柄を採用した、素敵な缶バッジガチャガチャもご用意しています。(全10種類)
缶バッジ(ガチャポン)
ひとつ試してみました。
結果は《アルルカンに扮したパウロ》1924年、ピカソ美術館(パリ)蔵。
最初の妻・オルガとの間に生まれた息子・パウロにアルルカン(道化役者)の服を着せて描いた作品です。

アルルカンといえば......。
本展では、1923年に描かれた《手を組んだアルルカン》が展示されています。
人体をかたどる黒い描線と、服の模様を示す色面の連なりを互いに引き立たせることで、バランスのよい画面をつくり出している作品です。
また、本展にはパウロを描いた作品は残念ながら出品されていませんが、パウロの母・オルガを描いた版画作品《毛皮の襟のオルガの肖像》も展示中です。
こちらは《パウロ》とも通じるような繊細な筆致でオルガの美貌を描き出しており、私たちがしばしば「ピカソ」と聞いて想起する作風とはひと味違う魅力を発しています。

展覧会も物販でのお買い物も、ぜひごゆっくりお楽しみください!