【ミュージアム・キャラバン隊】仁比山小学校・武雄北中学校にお邪魔しました
県立博物館・県立美術館では、ミュージアム・キャラバン隊を行っています。
ミュージアム・キャラバン隊とは、佐賀県の児童・生徒のみなさんを対象とした出張講座です。学芸員の話をききながら、実物資料を間近に見て、触って、郷土の歴史や文化のすばらしさを実感してもらおうという取り組みです。
2017年2月9日(木曜日)、「美術鑑賞」の講座のためお邪魔したのは、神埼市立仁比山小学校と、武雄市立武雄北中学校です。仁比山小学校4~6年生の皆さん、武雄北中学校1~2年生の皆さんを対象に、ミュージアムキャラバンを実施しました。
歓迎メッセージを映してくださっていました!(武雄北中学校)
今回の講座でご覧いただいたのは、前回同様、次の5点です。
・川浪養治《キジ》
・山口亮一《緑陰読書》
・ベルナール・ビュッフェ《魚》
・古賀忠雄《寸暇》
・観音菩薩像(複製)
日本画、洋画(油彩画)、版画(ドライポイント)、ブロンズ像、仏像彫刻(複製)と、いずれも、材料や表現方法が異なる作品です。
まず学芸員から簡単な技法の違いや見所について解説を聞いて...
日本画、洋画、版画を、それぞれ間近でじっくりと見比べていただいた後、ブロンズ像や仏像を実際にてのひらで触って、表現の特徴をてのひらで感じ取っていただきました。
仁比山小学校での様子1(学芸員の説明を聞く生徒さん達)
仁比山小学校での様子2(学芸員の説明を聞く生徒さん達)
仁比山小学校での様子3(ブロンズに触れる生徒さん達)
武雄北中学校での様子1(学芸員の説明を聞く生徒さん達)
武雄北中学校の様子2(絵画を鑑賞する生徒さん達)
武雄北中学校での様子3(観音菩薩像に触れる生徒さん達)
「この色が好き!」と、日本画の細部に用いられた鮮やかな紫に注目する生徒さんがいたり、岩絵具のキラキラした粒をじっと見つめたり...油彩画の絵具の盛り上がりに驚く生徒さんもいました。
仁比山小学校では、観音菩薩像のオリジナル(つくられたのはなんと約1000年前!)が同じ神埼市内のお寺「東妙寺」さんにおさめられていることや、校長室に山口亮一の絵が飾られていると知って驚く一幕も。実は、気づかないくらい身近なところにも優れたものがたくさんあって、長く大事にされているんですね。
武雄北中学校のWebサイトでも、今回のキャラバンの様子をupしてくださっていました♪ありがとうございます!
【武雄北中学校 Webサイト(外部リンク)】
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