岡田三郎助は明治41(1908)年から昭和14(1939)年まで、現在の東京都渋谷区恵比寿で暮らし、制作に打ち込みました。
自宅に隣接したアトリエは木造の洋風建築で、岡田の没後は弟子の洋画家の辻永氏が譲り受け、その後も辻家の人々により今日まで守られてきました。
アトリエは岡田の数々の名作が誕生した場であり、またその一室は、彼が主宰した画塾「女子洋画研究所」の教室として使用され、ここから多くの女性画家たちが巣立っていきました。
東京・渋谷に残されていた岡田三郎助のアトリエを佐賀に移築し、平成30年4月1日公開開始いたします。