佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

端午の節句にちなんだ絵画と蒼海・梧竹の書屏風を展示しました

2019年04月26日 

滝を登る鯉の絵には、鯉のぼりと同じく出世を願う意味が込められています。龍門という場所の滝をのぼった鯉は龍になる、という中国の伝説に起源をもつものです。



4月23日(火曜日)から、「端午の節句(5月5日・こどもの日)」にちなんだ江戸時代絵画3点を、博物館で展示しています(6月9日(日曜日)まで)。
また、明治時代の書史に足跡を残す、佐賀県出身の副島種臣(蒼海)と中林梧竹の書屏風も併せて展示します。「梧竹・蒼海顕彰 第27回佐賀県書道展」(5月28日~6月8日、美術館)とあわせてお立ち寄りください。

【博物館 新規展示資料一覧】
1 独鯉朝天図     永松秀精       1幅 館蔵
2 独鯉朝天図     永松秀精・大潮元皓賛 1幅 館蔵
3 鍾馗図       長谷川雪旦      1幅 館蔵
4 杜甫「蜀相」屏風  副島種臣       6曲1隻 館蔵
5 十七帖臨書屏風   中林梧竹       6曲1双 館蔵