博物館で山水画を展示しています
《清渓訪友図》 谷文晁筆 古賀精里賛
博物館常設展「佐賀県の歴史と文化」(2号展示室)で山水画を展示しました。
江戸絵画後期の巨匠、谷文晁(たにぶんちょう)の作品に、佐賀藩出身で幕府儒官に抜擢された古賀精里(こがせいり)が漢詩を添えた《清渓訪友図(せいけいほうゆうず)》をはじめ、江戸前期の佐賀藩御抱え絵師の広渡雪山(ひろわたりせつざん)から、明治期の佐賀を代表する文人画家、高柳快堂(たかやなぎかいどう)まで、個性豊かな作品5点です。
また、副島種臣(そえじまたねおみ)が山にちなんだ漢詩を書いた掛幅と、江戸前期の佐賀藩で書に優れた洪浩然(こうこうぜん)の書屏風(6曲1双)も展示しています(7月21日〈日〉まで)。
テーマ展「忠吉と肥前刀」(7月15日〈月・祝〉まで)とあわせてぜひご覧ください。
【展示一覧】
1 山水図 広渡雪山筆 1幅
2 山水図 広渡心海筆 1幅
3 清渓訪友図 谷文晁筆・古賀精里賛 1幅 文化7年(1810)
4 山水図 武富圯南筆 1幅 明治5年(1872)
5 山水図 高柳快堂筆 1幅 明治34年(1901)
6 五言絶句「山中...」 副島種臣筆 1幅
7 七言絶句六首屏風 洪浩然筆 6曲1双