佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

「アジアの民族楽器を弾いてみよう!」・弥生人なりきり体験を開催しました!

2020年01月28日 イベント

1月12日(日曜日)、1月13日(月曜日・祝日)の2日間、美術館で開催中の「吉野ヶ里遺跡―軌跡と未来―」展の関連イベントとして、「アジアの民族楽器を弾いてみよう!」を開催しました!
今回は、九州国立博物館との連携イベントです。九州国立博物館の1階ホワイエにある体験型展示室「あじっぱ」は、中国やベトナム、タイ、インドネシアやモンゴルなどなど、アジアの国々の伝統的な民具や衣装、楽器やおもちゃを実際に触って楽しむことのできるゾーンです。
この「あじっぱ」より、出張バス「きゅーはく号」に乗って、アジアの個性豊かな楽器たちが佐賀県立博物館・美術館にやってきました!

きゅーはく号

きゅーはく号2

トラックの中には、小学校の教科書にも登場するモンゴルの「馬頭琴」から、インドネシアの「サロンバロン」「アンクルン」といった、まだ日本ではあまり知られていない楽器も並びました。
参加者の皆様は、楽器を実際に触ったり、音を出したりして楽しんでいました。

サロンバロン

インドネシアの「サロンバロン」です。
インドネシアには「ガムラン」という大合奏音楽があり、「サロンバロン」はその中の楽器の一つです。西洋の鉄琴と似た形で、澄んだ美しい音が鳴ります。
側面の装飾も華やかで、目でも耳でも楽しめる楽器です。

馬頭琴

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これは、モンゴルの「馬頭琴」。
弦を上手に使って、音を鳴らせるかな?

きゅーはく号中

また同日、美術館2階の画廊では、弥生人の衣服(再現)を着ることのできる体験や、弥生の銅鏡「三角縁神獣鏡」(レプリカ)や金印(レプリカ)を、実際に触れる体験も行いました。
こちらもたくさんのご家族に楽しんでいただきました。

弥生なりきり体験1

弥生なりきり体験2

弥生なりきり体験2

弥生なりきり体験4

皆、ばっちり、弥生人になりきっていますね!
子どもたちの「みずら」(弥生時代の特徴的な髪形)も、とってもキュートです。

天気の悪い中ではありましたが、両日で約170名もの方に楽しんでいただきました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

九州国立博物館の「あじっぱ」では、見て・触れて・感じる体験を通して、アジアの国々を身近に感じることができますよ。
もし体験で興味を持たれた方は、ぜひ九州国立博物館にも行ってみてくださいね!