佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

「第42回あらかしコンサート」を開催しました!

2020年02月04日 あらかしコンサート

1月25日、「あらかしコンサート」を美術館ホールで開催しました!
「あらかしコンサート」は、佐賀県立博物館・美術館が主催するミニコンサートで、今回は今年度3回目、通算で42回目のコンサートとなります。

今回は、美術館で2月16日まで開催中の特別展「吉野ヶ里遺跡―軌跡と未来―」にちなみ、吉野ヶ里出身のデュオユニット「つぼはち」さんをお招きしてコンサートを開催しました。
「つぼはち」は、サクソフォンの大坪俊樹(おおつぼ・としき)さんとピアノの八谷晃生(はちや・こうせい)さんのお二人によるデュオで、東京を拠点に全国で活躍中です。
当日は、お二人の地元・吉野ヶ里町や神埼市を中心に、開場前から多くのお客様が詰めかけました。

コンサート当日の会場の様子

「つぼはち」のお二人3

コンサートの曲は、「サクソフォルテ」からスタート。
この曲、なんとお二人が作曲を手掛けたオリジナル曲なのです。二つの楽器の魅力を存分に活かした軽快な掛け合いが、観客を「つぼはち」の世界に誘います。

情緒豊かなオペラの間奏曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」、 "鮫と漁師の戦い"という場面を描いたという迫真的な曲「鮫」、明るいジャズのナンバー「I got rhythm」。
ジャンルも曲調も全く異なる、これらの曲を難なく吹き(弾き)こなすお二人。その幅の広さと実力の高さに、会場も担当者(学芸員A)もすっかり魅了されました。

「つぼはち」のお二人

オリジナル曲「ふるさと」では、お二人の澄んだ歌声もご披露いただきました。
お二人にとっての故郷、吉野ヶ里、そして佐賀は、東京にいる今でもとても大切な存在だと語ってくださった大坪さん。そんな彼らによる心のこもった歌詞は、たくさんのお客様の心を打ったことでしょう。

「つぼはち」のお二人2

最後の曲「青春の輝き」の後には、今日一番の大きな拍手が会場を包みました!
コンサートの途中には、明るく軽妙なトークで、会場の笑いを誘う場面もたくさんありました。
大坪さん、八谷さん、素敵な演奏と歌をありがとうございました!これからの活躍もお祈りしています。

なんと当日は、当館のホールが満員となる、約490名ものお客様にお越しいただくことができました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

「あらかしコンサート」では、2020(令和2)年度も、佐賀県立博物館・美術館にご来場いただく多くのお客さまに楽しんでいただけるコンサートを実施していきたいと考えています。
来年度の開催予定は、決まり次第、当館の「お知らせ」に情報を掲載しますので、ぜひチェックしてくださいね!

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