佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

当館所蔵作品 池田学作《誕生》が、岐阜県美術館「円空大賞展」で展示されています

2020年02月04日 その他

1月30日から岐阜県美術館で開催されている展覧会「第10回円空大賞展」(2020年1月30日~3月8日)に、当館が所蔵する絵画作品 池田学作《誕生》(2013-2016)が展示されています。

池田学さんは、佐賀県多久市出身でアメリカ在住の、国際的に活躍中の現代作家です。
このたび、岐阜県・岐阜県美術館が主催する、現代アーティストを対象とした賞「第10回円空大賞」で、今年度の「円空賞」のひとりとして、池田さんが選出、受賞されました。「円空大賞」は、過去にも錚々たる画家やアーティストが受賞している、のちに日本を代表する作家をいち早く顕彰してきた賞として知られています。
当館からは、「円空大賞展」へ、池田氏の代表作である縦3m×横4mの《誕生》ほか、個人蔵の寄託作品を含む計5点の作品を貸出しており、現在、展覧会場で公開されています。
※「円空大賞展」の詳細については、岐阜県美術館の展覧会ページをご覧ください。(外部のWebサイトにリンクします)

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また、本展の受賞に伴い、1月31日(金曜日)に池田さんが佐賀県庁を訪れ、山口知事、小林副知事に受賞の報告を行いました。

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現在は、アメリカのIT企業のレジデンシープログラムで、《誕生》より大きな縦3m×横6mもの大作を制作中だという池田さん。新作の構想なども語られていました。
知事・副知事からは、「身体に気をつけて、制作を頑張ってください。完成を楽しみにしています」との激励がありました。

《誕生》は、来年度に当館のテーマ展でも展示を行う予定です。
3月末に、来年度の年間の展覧会予定をこのWebサイトでも公開しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。