佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

自宅で岡田三郎助のぬりえを楽しもう!

今日は、Stay Homeのおうち時間で楽しめる、岡田三郎助のぬりえを紹介します!

岡田三郎助は、佐賀に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した洋画家。
とりわけ女性像を得意とし描き、美しい色彩の温雅な画風で知られます。
当館では、岡田三郎助の代表作《裸婦》(1935(昭和10))や《矢調べ》(1893(明治26))などの岡田三郎助コレクションを所蔵し、美術館の常設展示室「OKADA-ROOM」では、岡田作品を中心とした日本近代洋画作品を、季節ごとのテーマで紹介しています。
さらに平成30年には、東京に現存していた岡田三郎助のアトリエを、敷地内に移築し、一般公開しています。
岡田の美的感覚が発揮された壁紙や調度に囲まれた室内で、彼が制作をしたり弟子たちに教えていた、往時の雰囲気を味わうことができます。

ぬりえは、《薔薇》と《富士山(三保にて)》の二種類。
下記よりダウンロードしてご使用ください。(PDFとJPEGファイルがあります。ご自由に印刷してご使用ください。)
 ※当館に無断でのデータの二次利用はご遠慮ください。

岡田三郎助作品ぬりえ(薔薇).pdf

岡田三郎助作品ぬりえ(薔薇).jpg

岡田三郎助作品ぬりえ(薔薇).jpg

岡田三郎助作品ぬりえ(富士山(三保にて)).pdf

岡田三郎助作品ぬりえ(富士山(三保にて)).jpg

岡田三郎助作品ぬりえ(富士山(三保にて)).jpg


岡田三郎助の作品の通りに色を真似てみても、自分だけのオリジナルカラーで彩っても、どちらでも楽しめます!
ぜひ、ご家族みんなで楽しんでみてくださいね。
ちなみに、元となる作品はこちら(色がわかりやすいように、大きめの画像にしています)↓

岡田三郎助《薔薇》

岡田三郎助《薔薇》(1931(昭和6))、館蔵
★岡田三郎助は自宅の庭で沢山の植物を育てていましたが、ことのほか愛した花がバラでした。
 自宅の入口にはバラの木のアーチを仕立て、たびたび作品に描いています。
 また、《少女読書》(当館蔵)のように、女性とバラの花の取り合わせの作品も残しています。

岡田三郎助《富士山(三保にて)》1920(大正9)年、佐賀県立美術館蔵.jpg

岡田三郎助《富士山(三保にて)》1920(大正9)年、館蔵
★静岡県の三保の松原から臨む富士山。堂々たる威容で描かれた富士山は、朝の曙光を浴びて輝いています。雪に覆われた山肌や、空のグラデーションなどに、岡田の洗練された色彩感覚が発揮された風景画の秀作です。

このうち、《富士山(三保にて)》は、5月12日(火曜日)から再オープンする「OKADA-ROOM Vol.16 陽光の下で描く」で展示しています!
間近で見るととても迫力のある作品です。再開館の折は、ぜひ展示室でも実物を見てみてくださいね!

○佐賀県立博物館・美術館は、臨時休館期間を延長し、11日(月曜日)まで引き続き休館し、5月12日(火曜日)の再開館を予定しております。
当館の感染症防止対策、およびご来館の皆様へのお願いは、後ほどWebサイトの「お知らせ」にも掲示しますので、ご来館の際は、感染防止対策へご協力をよろしくお願いいたします。