佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

特別展「白馬、翔びたつ」シンポジウムを開催しました!

2021年10月04日 展覧会

先日9月26日の記念講演会に続き、10月2日(土)に、特別展「白馬、翔びたつ ー黒田清輝と岡田三郎助ー」のシンポジウムを開催しました!

「黒田清輝と岡田三郎助、ふたりが日本美術界に残したもの」と題したこのシンポジウム。
福岡大学人文学部教授の植野健造氏、女子美術大学芸術学部特任教授の三谷理華氏、鹿児島市立美術館学芸員の稲葉麻里子氏をお招きし、そして当館からは館長の松本誠一と本展担当学芸員の野中耕介が登壇し、多彩な議論を繰り広げました。

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元石橋美術館学芸員であり、黒田たちが組織した洋画団体「白馬会」の研究で著名な植野氏は、白馬会の活動の中での二人の位置づけを、黒田たちのフランス時代の師である画家、ラファエル・コラン研究で知られる三谷氏は岡田がコランから受け継いだ女性教育へのまなざしを、黒田の出身地・鹿児島で学芸員を務める稲葉氏は黒田と郷土の芸術文化との関わりを、それぞれ第一部でご発表いただきました。

第二部では、当館館長の松本がコーディネーターとなり、さまざまなテーマで議論が交わされました。
第一部でのそれぞれの先生方の発表を話の種として、展覧会の開催秘話や黒田の《舞妓》の名作たる位置づけ、あの有名な《湖畔》との比較などなどここだけの話も多く飛び出し、ざっくばらんな雰囲気ながらとても熱のこもったシンポジウムとなりました。

植野健造先生

三谷理華先生

稲葉麻里子さん

野中耕介

松本誠一

ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

10月に入り、特別展「白馬、翔びたつ ー黒田清輝と岡田三郎助ー」も、いよいよ会期の折り返し地点に入りました。
今週は、
 ・10月9日(土)10時30分~ 担当学芸員によるギャラリートーク(会場:特別展展示室内)
 ・10月9日(土)13時30分~ 博物館・美術館セミナー「黒田清輝と洋画家たちの青春」(会場:美術館2階画廊、参加無料、定員先着30名)
を開催します。
どれも特別展をより深く楽しんでいただくことができる内容です。ぜひお楽しみに!

(文責:学芸課 秋山沙也子)