令和4年度 先生のための博物館・美術館講座を開催しました
7月20日(水)、21日(木)、26日(火)の3日間において、先生のための博物館・美術館講座を開催しました。
この講座は、学校教育との連携促進を目的に、先生方を対象に毎年開催している講座です。今年は、佐賀県の特色のある民俗、自然史及び美術をお伝えする3講座を行いました。
まず7月20日(水)は、「昔の道具、見て触れて」というテーマで、当館学芸員による博物館の3階大展示室の民俗資料の紹介や実際に"ふいご"や"荷車(にぐるま)"、"唐箕(とうみ)"に触っていただくとともに、「ミュージアム・キャラバン隊」で出前講座として行っている道具類も先生方に体験していただきました。
普段見ることのない本物の資料を、見たり触ったりする時間は、博物館ならではの講座となりました。
次に、21日(木)は、「佐賀の生物と大地」について、当館学芸員による博物館展示室の紹介と、佐賀の生物・地学分野の文化財についての話や、当館のシンボルともいえる"縄文アラカシ"についても紹介しました。また、佐賀の大地を形成している岩石に触れていただきました。
佐賀の自然を知ることで、日ごろの生活に役立つ知恵を育んでいただければ幸いです。
講座で紹介した"オニバス"は佐賀城周辺のお堀でもすくすくと成長中です!
最後に、26日(火)は、「美術鑑賞をもっと楽しく!美術作品の見方」という題材で、当館学芸員による美術鑑賞についての講座を開催しました。普段美術鑑賞を生徒たちにどうやって指導したらいいか悩まれている先生も多くいらっしゃったようで、受け取り方、見方は様々で良いのだと感心されてました。
来年度も、博物館・美術館ならではの講座を開催予定ですので、お楽しみに!(陣内)