特別展 「建築の建築」がスタートしました
現在博物館では、建築の建築 日本の「建築」を築いた唐津の3巨匠が開催中です!
本展覧会では、明治期に体系的な西洋建築を学び、官・民それぞれの立場から近代日本を象徴する数々の建築を手がけた辰野金吾と曽禰達蔵、時代は下り昭和の名建築を数多く設計し、その中でも日生劇場に代表されるような、日本人の生活の「豊かさ」や「文化」を拓く建築を手がけ、建築界に大きな足跡を残した村野藤吾に焦点を当て、サイエンスとアートの視点から建築の魅力に迫っています。
展示室の一部をご紹介
2号展示室は主に、彼らの足跡と代表的な建物を紹介しており、
展示室中央には、大きなジオラマが3点並んでいます。
このジオラマは、東京駅と丸の内オフィス街の移り変わりを表したもので、東京駅が開業した1914年、その50年後の1964年、更にそこから50年後の2014年と大正・昭和・平成における街の移り変わりを見ることができます。
三菱に入社をし、建築士として活躍した曽禰達蔵が関わった丸の内オフィス街の建築。
1号館の竣工当時、建物の周りには荒野が広がっていました。そこから20年、オフィス街の北東には、辰野金吾設計による東京駅が竣工しますが、日本の中心に佇む赤煉瓦の建築物群は100年間の時を経てどのように姿を変えていったのでしょうか。
続きは展覧会場でご覧ください!
建築とアートがおりなす空間
3号展示室では、アーティストのヤマガミユキヒロさんによる作品と、京都工芸繊維大学の学生による村野藤吾の建築模型から建築の魅力に迫っていきます!
ヤマガミユキヒロさんによる「キャンバス・プロジェクション」という、鉛筆画に同一視点から撮影する映像をプロジェクターで投影した技法で制作された絵画には、画中に光と時間のうつろいが表現され、建築物の外観に加えて、包み込まれるような内観の美しさも表現されています。
展覧会は10月27日まで開催しています!
会期途中には、ギャラリートークやクロストーク、ヤマガミユキヒロさんの作品にもなっている三菱合資会社長崎出張所唐津支店の特別公開、博美セミナーなどイベントが目白押し!
イベント情報も随時更新いたしますので、皆様のご来場お待ちしております。
(松浦)