第50回あらかしコンサートを開催しました!
1月14日、「あらかしコンサート」を美術館ホールで開催しました!
「あらかしコンサート」は、佐賀県立博物館・美術館が主催するミニコンサートで、今回は記念すべき通算50回目のコンサートとなりました。
今回は、美術館で2月5日まで開催中の企画展「ノートからアートに―野村昭嘉・26歳の脳内地図―」にちなみ、株式会社明和電機の土佐信道社長をお招きしてコンサートを開催しました。
「明和電機」は土佐信道氏がプロデュースする芸術ユニットで、自社開発のコンピュータ制御で奏でる"ナンセンスマシーン"を用いたライブや展覧会など、国内のみならず広く海外でもご活躍中です。そんな「明和電機」、佐賀でライブをされるのはなんと今回が初めて。そして、第50回あらかしコンサートは、今年でデビュー30周年の「明和電機」記念すべき年の年始めライブということで、とってもおめでたいコンサートとなりました!
当日は、開館直後から開演をお待ちいただいた"マニア"の方々や、「明和電機」の音楽を初めて聴くという方々まで、多くのお客様にご来場いただきました。
コンサートの曲は、お持ちいただいた楽器の楽器紹介「製品デモンストレーション」から始まります。
音符の形をした不思議な楽器「オタマトーン」、風船から鍵盤ハーモニカに送られた空気をコンピュータ制御することで音を出す「ピアメカ」、ユビパッチンで木魚を鳴らす楽器「パチモク」、富士山型の自動ベース「フジベース」など、さまざまなナンセンスマシーンがコンピュータ制御で奏でる、摩訶不思議な音楽に会場全体が引き込まれていきます。
楽器紹介の後は、いよいよナンセンスマシーンと土佐社長のコンサートです!「明和電機」愛唱歌と社歌では、急遽"マニア"の方々にも壇上に上がっていただき、土佐社長と息ぴったりのダンスパフォーマンスを披露していただきました。
そしてコンサートの後半は、「明和電機」の会社紹介です。ナンセンスマシーンが製品として完成するまでの制作過程について、マシーン構想段階のスケッチや名前が決定するまでの制作秘話など、心行くまで「明和電機」の世界観を堪能できる内容で、さらなる"マニア"が増えたのではないでしょうか。
土佐社長、松竹梅の"梅コース"にも関わらず、30分超過の企画展とからめた盛沢山のパフォーマンスをありがとうございました!当日お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!担当者(学芸員J)もランクアップ開催を祈っております。
「あらかしコンサート」では、2023(令和5)年度も、佐賀県立博物館・美術館にご来場いただく多くのお客様に楽しんでいただけるコンサートを実施していきたいと考えています。
来年度の開催予定は、決まり次第、当館ホームページに情報を掲載しますので、ぜひチェックしてくださいね!
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(文責:学芸課 陣内)