佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

REPORT学芸員だより

佐賀城公園で自然観察を行いました

2026年02月02日 講座・セミナー

 117日(土曜日)、博物館・美術館セミナー「博物館周辺の自然観察」を開催しました。

 今回は、現在博物館にて開催中のテーマ展「自然遺産―天然記念物から見た佐賀の自然―」にちなんで、まずは身近にある自然環境に目を向けてみましょうということで、自然観察会を行いました。

 当日は天気にも恵まれ、1月にしては暖かい気候での自然観察となりました。

当日の観察ルートは、
 博物館入口スタート → SAGA ART PATH(サガアートパス) → 南濠沿い → シャボン玉公園→ 西濠 → 南濠沿い
 → SAGA ART PATH → 美術館前の林 
の順番で、佐賀城公園内の生き物をじっくりと観察しました。

観察風景.jpg
▲自然観察風景

 冬の佐賀城公園では、当日こんな生き物を見つけました。(表参照)

表1.png
表1 自然観察中に見つけた生物

表2.png
表2 当日10:30までに見られた野鳥

また、当日参加者の方から出た自然や生き物に関する疑問には、
(ここでは、当日お答えできなかったことについてとり上げてお伝えします。)

・鳥の糞混ざっている白いのは何か? >>>> 尿酸だと思われます。

・ヨシゴイ(サギ科の野鳥)はこのあたりでも観察できるか?
 >>>> 担当者も実際観察したことはありませんが、県内でも夏頃、葦(ヨシ)などが生えている
      浅い川辺で見られるようです。
      ヨシゴイは佐賀県レッドリスト掲載種で、生体数が減少している種です。

などがあり、実際に自然観察をする中で出てくる様々な疑問について話をしながら生き物に対する興味を深めました。

 ちなみに、案内を担当した学芸員が勤務している佐賀県立宇宙科学館周辺の池の内湖では、現在、複数のカモ類が越冬のため飛来している様子が見られます。

ヨシガモ.jpg

カワウ、オオバン、ホシハジロ、マガモ.jpg

▲池の内湖でみられる野鳥
(写真左:カワウ、オオバン、ホシハジロ、マガモ  写真右:ヨシガモ♂・♀)

 県内でも観察する場所や季節を変えてみると、その場所を好んで生息している生き物を発見できそうですね。

 現在開催中のテーマ展「自然遺産」では、近年、春頃に繁殖のため飛来している特別天然記念物"コウノトリ"についても紹介しています。皆様にとって身近な自然を深く知るきっかけとなれば幸いです。

自然遺産展示風景.jpg
▲博物館「自然遺産」展示一部

=博物館 テーマ展「自然遺産」関連イベント=

・博物館・美術館セミナー
 「佐賀が誇る景勝地の成り立ち」:214日(土)13:3015:00 
                 場所:美術館2階画廊
                 担当者:村上(博物館学芸員)

・ギャラリートーク: 221日(土)13:30~(30分程度)
           場所:博物館3号展示室
           担当者:村上(博物館学芸員)

(記:陣内)