第17回 あらかしコンサートを開催しました♪
平成18年から6年、今回で第17回目を数える あらかしコンサー トですが、今まで佐賀県美術展覧会と同じ期間に開かれたことはありませんでした。"それが何か?"と思われますか?
実は佐賀県美術展覧会(通称県展)とあらかしコンサートの主催は、同じ佐賀県文化育成基金です。もっともあらかしコンサートは博物館で企画・開催させていただいていますが、関係の深い佐賀県文化育成基金の県展期間中に初めて開催してみよう!これが、第17回あらかしコンサートのチャレンジの始まりでした。
県展期間中なら・・・想像は膨らみます。
季節は秋・・・想像図が彩られていきます。
想像がうまくできない所はブツブツ、ブツブツ・・・・・・・・・・周囲の皆さんが助けてくれます。
そうして会場のステージ横に、山口亮一の『桜』、ラフェエル・コランの『日だまり』、牧野宗則の『よろこびの朝』『光る道』、この4点の絵画と山口猛彦愛用のイーゼルが並ぶことになりました。あらかしコンサートのお客様に美術と音楽の両方を楽しんでもらう!これも初めての試みでした。
博物館受付前は小さなコンサートホールのようになりました。私の描いた想像図よりずっとずっと立派です。厳かな雰囲気は舟形石棺とその後ろの壁のお蔭かもしれません。
この雰囲気に合うのはグランドハープ!これも初めてです。
出演いただいたのは、歌の和嶋静代さん・ピアノの大川千尋さん・ハープの吉武真理さんの3人です。
リハーサルの段階から、県展のお客様が足を止めて「今日は何があると?」、1曲終わると拍手です。博物館が昼過ぎからワクワクしていると感じるような午後でした。
秋の日は釣瓶落としだからこそ本番ではステージライトが映え、優しい歌声とメロディアスで優雅なピアノとハープの音色が響き、ステージ上の3人は神秘的でもありました。
183名のお客様もうっとりと聴かれたごご様子でした。
初めて。
期待と不安が共存するものでしょうか。今回は一つから始まり、三つまで集めることができました。お客様、ご出演の皆様、そして不安を共有してくれた裏方の皆さん、初めてにこだわって進んだら感謝に辿り着いたようです。
本当にありがとうございました。
第18回のあらかしコンサートは趣向をガラッと変える予定です。お楽しみに!そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。