OKADA-ROOMで、岡田三郎助の女性像の名品を展示中です!
つい先日までの春の爽やかな風はどこへやら、一気に蒸し暑くなりましたね。
「古賀忠雄彫刻の森」(美術館の裏、お堀端の庭園など城内公園)の新緑もキラキラと眩しいです。
さて、OKADA-ROOMでは5月20日より、第5弾となる展示「OKADA-ROOM開室1周年記念 館蔵名品選 ―日本近代洋画の女性表現―」(8月28日(日曜日)まで)がはじまりました!
そう、この展示の会期中に、昨年の美術館リニューアルからちょうど1周年(7月2日)を迎えるのです。 吉岡徳仁氏監修のシックでおしゃれな室内に、岡田の作品たちも徐々になじんできたような...?
今回は、岡田三郎助の作品のなかでもとりわけ人気の高い、美しい女性を描いた名作を中心に展示しています。
OKADA-ROOMでは今回が初展示となる、従妹を描いた初期の佳作《中野多津像》、こちらを見つめる瞳が愛らしい《清楚(少女)》、4月に佐賀県重要文化財に登録された《花野》、そしてもちろん、晩年の傑作《裸婦》、などなど...。
まさに「優美」、「温雅」と言われる岡田三郎助作品ならではの魅力を深く味わっていただける作品ばかりです。
さらに、岡田と関係の深かった7人の画家――百武兼行、中沢弘光、藤島武二、高木背水、御厨純一、北島浅一、山口亮一の女性像の作品も展示しています。
同じ油彩画でも描き方は十人十色。女性という同じモチーフを描いていながら、こんなにもさまざまな表現があるなんて...と驚かれるかもしれません。岡田の作品と似ているところ、違うところをそれぞれ探してみるのも面白いですね。
ぜひ、館収蔵の名品たちを生でじっくりとご堪能いただければと思います。
●「OKADA-ROOM Vol.5」の詳細については、こちらをご覧ください♪
さて、美術館では、6月3日(金曜日)より、特別展「ピカソ展 ルートヴィヒ・コレクション」がいよいよスタートします。
展示室前に大きな看板もお目見えしましたよ♪
佐賀で初となる本格的なピカソ展、こちらもどうぞご期待ください!