諸大名の陣跡
肥前名護屋陣跡分布状況(.jpg)
【代表的な陣跡】
● 整備がおこなわれている陣跡(一部整備も含む)
● 未整備の陣跡
- 名護屋には160もの大名が集ったといわれ、それぞれが丘陵を利用した陣屋を建てていたと考えられています。
- 現在は150あまりの陣跡が確認されており、地元自治体とも協力しながら保存・整備をおこなっています。
- 特別史跡の指定を受けている23箇所の陣跡のうち、一部をご紹介します。
肥前名護屋城図屏風に描かれる豊臣秀保陣
丘陵の上に石垣と塀で囲まれた陣屋が描かれています。板葺とみられる屋敷群とともに、漆喰塗の櫓が造られていたことが分かります。
堀秀治陣跡(ほりひではるじんあと)
堀秀治は越前(福井県)の大名です。
御殿や能舞台の跡が確認されています。
もっとも整備された陣跡です。
木下延俊陣跡(きのしたのぶとしじんあと)
木下延俊は秀吉の甥にあたります。
名護屋城の大手口を守る重要な場所に位置しています。
博物館裏よりご覧いただけます。
徳川家康本陣跡(とくがわいえやすほんじんあと)
当時は秀吉に次ぐ地位にありました。
陣跡からは石垣と堀が確認されました。
(現在、堀は埋めなおしています)
加藤嘉明陣跡(かとうよしあきじんあと)
当時は淡路国(兵庫県)を領しており、水軍の将にふさわしく、岬の上に陣を築いています。