【テーマ展】 武雄の現代の陶芸家たち15
※この展覧会は終了しています。
佐賀における陶磁器文化は、唐津の岸岳を中心とした地域で始まり、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592~98年)の際にもたらされた陶工の技術によって更に発展し、江戸時代以降大きく花開きました。その流れを受け継ぐ産地の一つである武雄地域でも、その伝統が脈々と受け継がれ、今なお進化を続けています。
本展は、武雄を代表する「酔陶会(すいとうかい)」所属の作家の近作を紹介するものです。
また、本展に合わせて、本館コレクションの中から伝統的な「鉄絵(てつえ)」や「象嵌(ぞうがん)」が施された古陶磁を展示するコーナーも設けます。
本展を陶磁器の発展に大きく関わったこの地で開催することにより、名護屋の歴史とともに現代陶芸の美をご堪能ください。
会期 | 2016年4月22日(金曜日)~2016年5月29日(日曜日) |
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休館日 | 月曜日(ただし、5月2日は開館) |
観覧料 | 無料 |
展示点数 | 酔陶会会員の作品 24点 本館コレクション展示「鉄絵と象嵌」 6点 |
主催 | 佐賀県立名護屋城博物館 |
会期中のイベント情報
ギャラリートーク
陶酔会会員によるギャラリートークを行います。
日時:2016年4月22日(金曜日)、2016年5月15日(日曜日)
それぞれ 14時から
会場:展覧会会場(本館企画展示室)
酔陶会会員のお茶碗による呈茶
会期中、茶苑海月では酔陶会の会員9名が制作したお茶碗でお抹茶を楽しむことができます。
会場:茶苑「海月」(名護屋城跡西側)
期間:2016年4月22日(金曜日)~2016年5月29日(日曜日)
いずれも9時~17時(入苑は16時30分まで)
料金:一席500円(お菓子付き)
茶苑海月ホームページ(外部リンク)
酔陶会とは
武雄市で活動する陶芸作家によるグループで平成11年結成。
国重要無形文化財保持者(人間国宝)として知られる中島宏氏をはじめ、日本伝統工芸展や日展等の公募展でも高い実績をあげている作家が連なる。
出品作家/50音順
石橋國男(絹雲窯)
井上浩一(小田志 規窯)
浦郷好文(壮明窯)
浦郷壮(壮明窯) ※新規加入
大宅利秋(大門窯)
金子晃久(多々良焼 金子窯)
中島宏(弓野窯/重要無形文化財保持者)
松尾潤(凌山窯)
松本浩(陶六窯)
丸田延親(黒牟田焼 丸田宣政窯)
酔陶会会員の作品
起点II(石橋國男氏)
粉引面取花器(井上浩一氏)
蒼い季節(浦郷好文氏)
浦郷壮「風」
流恵(大宅利秋氏)
朝鮮唐津花器(金子晃久氏)
青瓷彫文壺(中島宏氏・重要無形文化財保持者)
塩窯彩花器(松尾潤氏)
彫文皿(松本浩氏)
春の夕暮れ(丸田延親氏)
名護屋城博物館コレクション展示「鉄絵と象嵌」
粉青沙器鉄絵草花文瓶
(朝鮮時代・15世紀~16世紀)
鉄絵草文碗(江戸時代、17世紀)
粉青沙器印花文鉢(朝鮮時代・15世紀)
三島唐津象嵌耳付水指
(江戸時代・17世紀前半)
三島唐津象嵌草花文大鉢
(江戸時代・17世紀後半)