企画展4 陶芸の技と心 武雄の現代の陶芸家たち16
※この展覧会は終了しています。
概要
佐賀における陶磁器文化は、唐津の岸岳を中心とした地域で始まり、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592~98年)の際にもたらされた陶工の技術によって更に発展して、江戸時代以降大きく花開きました。その流れを受け継ぐ産地の一つである武雄地域でも、その伝統が脈々と受け継がれ、今なお進化を続けています。
本展は、武雄を代表する「酔陶会(すいとうかい)」所属の作家の近作を紹介するものです。
また、今回は「茶陶」をテーマに据えたコーナーを設け、江戸時代前期に武雄地域で制作された古陶磁や酔陶会会員の作品も展示いたします。
このほか、武雄地域における代表的な古窯跡の発掘調査で確認された17世紀の陶片を紹介するコーナーも設けています。
文禄・慶長の役が始まった名護屋の地で本展をぜひご覧いただき、現在に続く陶磁の歴史と、絶え間ない創造と練磨によって発展を続ける現代陶芸の美をご堪能ください。
会期 | 2017年11月23日(木曜日・祝日)~2018年1月14日(日曜日) |
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会場 | 佐賀県立名護屋城博物館 企画展示室 |
観覧料 | 無料 |
展示点数 |
酔陶会会員の作品 34点(茶陶コーナー作品含む) |
主催 | 佐賀県立名護屋城博物館 |
会期中のイベント情報
出品作家によるギャラリートーク
陶酔会会員によるギャラリートークを行います(参加無料)。
日時:2017年11月23日(木曜日・祝日)、12月3日(日曜日)、12月17日(日曜日)、
2018年1月7日(日曜日)
それぞれ 14時から(ただし12月17日は15時30分から)
会場:展覧会会場(本館企画展示室)
酔陶会会員のお茶碗による呈茶
会期中、名護屋城跡に隣接する茶苑「海月」では、酔陶会の会員9名が制作したお茶碗で
お抹茶を召し上がっていただくことができます。
ぜひお出かけください。
会場:茶苑「海月」(名護屋城跡西側)
期間:2017年11月23日(木曜日・祝日)~2018年1月14日(日曜日)
いずれも9時~17時(入苑は16時30分まで)
料金:一席500円(お菓子付き)
休苑日などはホームページ等にてご確認ください
茶苑海月ホームページ(外部リンク)
なごや歴史講座「武雄のやきもの ーその歴史と魅力ー」
本展担当者が武雄地域の陶磁史についてお話しします。
日時:2017年12月17日(日曜日)
13時30分~15時
会場:本館ホール
講師:川副麻理子(本館学芸員)
資料代:100円
酔陶会とは
武雄市で活動する陶芸作家によるグループで平成11年結成。
国重要無形文化財保持者(人間国宝)として知られる中島宏氏をはじめ、日本伝統工芸展や日展等の公募展でも高い実績をあげている作家が連なる。
出品作家/50音順
石橋國男(絹雲窯)
井上浩一(小田志 規窯)
浦郷好文(壮明窯)
浦郷壮(壮明窯)
大宅利秋(大門窯)
金子晃久(多々良焼 金子窯)
中島宏(弓野窯/重要無形文化財保持者)
松尾潤(凌山窯)
松本浩(陶六窯)
丸田延親(黒牟田焼 丸田宣政窯)