テーマ展「館蔵名品展2022」
※この展覧会は終了しています。
名護屋城博物館では、メインテーマ「日本列島と朝鮮半島との交流史」や名護屋城跡・陣跡を中心とした城郭史、唐津・東松浦地域の歴史文化、韓国の歴史文化に関する資料の収集を継続的に行い、展示紹介しています。
本展覧会は、館蔵資料の中でも歴史・美術的に価値の高い資料や展示機会の少なかった資料、新規収蔵資料などを厳選して展示するものです。朝鮮通信使や唐津・東松浦の歴史に関する新規収蔵資料のほか、会期中にオープンを迎える「黄金の茶室」にちなみ、豊臣秀吉や黄金・名護屋城に関する名品を紹介します。
タイトル | テーマ展「館蔵名品展2022」 |
---|---|
会期 | 令和4年(2022年)3月4日(金曜日)~5月22日(日曜日) |
会場 | 佐賀県立名護屋城博物館 企画展示室 |
展示構成 | (1)新規収蔵資料1 -朝鮮通信使に関するもの- (2)新規収蔵資料2 -唐津・東松浦の歴史に関するもの- (3)名品展 -秀吉、黄金、名護屋城- |
出品点数 | 約60点 |
観覧料 | 無料 |
主催 | 佐賀県立名護屋城博物館 |
会期中のイベント
(1)資料寄贈者の感謝状贈呈
日時:3月4日(金曜日)10時00分~
会場:名護屋城博物館館長室
※令和3年度に、唐津・東松浦の歴史に関する資料として神田家資料258件265点を
御寄贈いただきました。寄贈者へ感謝状の贈呈を行います。
(2)なごや歴史講座
「肥前名護屋城と壱岐勝本城-「天下人」秀吉の「御座所」-」
日時:3月20日(日曜日)13時30分~15時00分
会場:名護屋城博物館ホール
講師:武谷 和彦(当館学芸員)
料金:無料
定員:先着250名(事前申込不要)
(3)「黄金の茶室」公開
日時:3月27日(日曜日)13時00分から
会場:名護屋城博物館常設展示室
料金:無料(事前申込等不要)
※混雑状況によっては、見学までお待ちいただく場合や、見学いただく時間が短くなること
もありますので、お時間に余裕をもってお越しいただきますようお願いいたします。
また、団体での御利用に当たって、密を避けるため複数のグループに分かれていただく
こともあります。
主な展示資料
対陽府内浦自以酊庵眺望之図(たいようふないほいていあんよりちょうぼうのず)
安政元年(1854年) (本紙縦37.3cm×横60.3cm)
江戸時代後期の対馬藩士杉村琢斎(すぎむらたくさい)の筆によるもので、江戸時代の朝鮮国との外交において外交関係文書を起草した対馬の以酊庵(いていあん)及び周辺の厳原港の景観が描かれています。
神田家資料 入船帳(こうだけしりょう いりふねちょう)
江戸時代後期~昭和期 (14.3cm×20.6cmほか)
中世松浦党(まつらとう)の一派、神田(こうだ)氏の末裔にあたる神田家が、加部島南岸の片島地区で営んだ船宿の宿帳。いわば営業帳簿にあたります。文化年間から昭和期までほぼ切れ目なく残存しており、港町としての呼子や加部島の繁栄を示す生の史料として大変貴重なものです。
豊臣秀吉恩賞用金銀貨幣(とよとみひでよしおんしょうようきんぎんかへい)
桃山時代 (径2.4cmほか)
秀吉が恩賞として与えるためにつくらせたといわれる貨幣。当時、日本国内で主要な銭貨として流通していた宋銭や明銭を模して作られた金銭・銀銭や、日本の元号を入れて新たに作らせた銀銭などがあります。